我が家の子どもたちは、
親が2人とも文化系の部活動に
所属していたのにも関わらず、
小さい頃から運動が大好きで
小学生の時からスポーツ少年団に所属し、
大人になるまで、
スポーツ中心の生活を送りました。
スポーツ少年団に入ったのも、
親が勧めたわけではなく、
2人とも自分で希望して始めたことです。
その根底には、
小さい頃から「外遊び」を重要視してきた
親の努力があったとは思います。
休日にテーマパークに行かれる
ご家庭は多いようですが、
我が家はほとんど行きませんでした。
有名なテーマパークには
それぞれ1回ずつは行きましたが、
一応世間の皆さんと話を合わせられる程度に
行ったようなものです。
子どもたちも行っていないと
友達に恥ずかしいようでしたから。
その代わり休日は、
もっぱら自然の中に作られた
公園めぐりに明け暮れました。
山のふもとに作られた
アスレチックのある公園などで、
家族で一日中遊びました。
子どもはもう歩けるようになると、
外遊びがしたくてウズウズするものです。
遊具につかまって、登ったり滑ったり、
飽きることなく繰り返します。
そういう遊具があれば、
まだ幼くても何時間でも
遊び続けることができました。
そんな遊びをしているうちに、
握力や筋力や瞬発力が自然と身に付き、
基礎体力が作られていったのだと思います。
遊具で遊ぶ時期が過ぎれば、
親と一緒に遊ぶようになります。
キャッチボール、バトミントン、
バレーボール、テニス、水遊び、
親も子どもと一緒に日の暮れるまで
飽きることなく身体を動かしました。
やはり子どもの成長に一番大切なことは
基礎体力を作ることだと思います。
基礎体力があってこそ、
勉強にも集中して取り組めるし、
大人になった時、
好きな仕事に打ち込むこともできます。
そんな幼児期を過ごしたせいか、
小学生になった時、
子どもたち2人は自分自身で、
スポーツ少年団に入ることを強く希望しました。
息子の剣道は、
親がちょっと誘導した感はありましたが、
陸上競技は息子自身が決めて、
積極的に練習に通いました。
スポーツ少年団のコーチは
基本的に地元のボランティアの方が指導者です。
年配の方から、働き盛りのコーチの方まで、
いろいろな方に指導していただき
大変お世話になりました。
息子はそんなコーチの方々の善意に感銘を受けたのか、
最後自分で医学部志望を決めるまで、
「スポーツ少年団のコーチ」になりたい
と言い続けていました。
あの方たちはボランティアで、
仕事ではないということを
理解させるのに手間取りました(笑)。
でも息子にとって、
そんなコーチの皆さんの指導が尊敬の対象であり、
憧れであったことは間違いありません。
世の中には奇特な方がたくさんおられるのだと
頭が下がります。
息子は個人競技の陸上競技でしたし、
道具もいらないスポーツでしたので、
保護者との付き合いはそれほど苦になりませんでした。
唯一駅伝大会に出る時は保護者揃って応援に行って、
一緒にご飯を食べるという時もありましたが、
それほど面倒なことではありません。
問題なのは団体競技のスポ少に所属した時です。
娘は団体競技のバレーボールをやりたがったので、
大変そうだなと思いながらも応援することにしました。
やはり想像以上に色々大変です。
練習場の確保や準備、
練習試合や公式戦の引率やお世話、
車の送り迎え、役員の割当、
コーチとのお付き合いなど。
団体競技なので、いろいろなタイプの
子どもたちや親さんと交流しなければなりません。
正直いいことばかりでなく、嫌なこともあります。
それでも、あの3年間を乗り越えられたのは、
娘にやりたがっていることをやらせてあげたい、
それだけだったと思います。
子供会の役員なども同じですが、
そのような面倒なことに親も参加してこそ、
子どもに世の中を渡っていく抵抗力がつくのだと
当時を振り返って、今、そう確信します。
世の中には本当にいろいろな価値観の人がいます。
必ず剃りの合わない人、嫌なことを言う人がいます。
スポ少は親子共々身体も心も
しごかれる感じがしますね。
でも、このしごきに耐えることで、
子どもに抵抗力がつくと思えば、
貴重な体験なのですよね。
ただ気をつけなければならないのは、
小学生の時期に、
勝ち負けにこだわりすぎるスポーツ少年団は、
逆に弊害をもたらす可能性があるということです。
成長期に無理な練習をし過ぎると、
健全な成長に支障をきたすことがあります。
レギュラーになれるかなれないか、
試合に勝つか負けるかにこだわり過ぎると、
スポーツが本来持っている楽しさを
持ち続けることなく嫌気を持ってしまいます。
そんな残念なことにならないよう、
見守っている親が本来の意味を見失わずに、
おおらかな気持ちと
感謝の気持ちを持ち続けることが必要でしょう。
スポーツ少年団は参加すること、努力すること、
仲間と共に過ごすことに一番の意味があり、
基礎体力作りに貴重な場所です。
目先のことにとらわれすぎずに、
親子で参加したいですね。
おかげさまで息子は陸上競技を愛し続けて、
医学生として勉強をしながら、
大学陸上部の主将も務めました。
記録も近畿大会でベスト8になった高校の時より
さらにタイムを伸ばし、専門競技で、
大きな陸上競技大会で優勝もしました。
息子の夢は、
「子どもたちにやりたいことを
やらせてあげられるような医者になること」であり、
現在は救急救命医として激務をこなしています。
娘は小中高とバレーボールのセッターを務め、
高校では県のベスト8になれるまで頑張りました。
大学では1部リーグにいる
硬式野球部のマネージャーの要として、
日々60人ほどの野球選手の管理という
大変な日々を送りました。
現在はNHKのキャスターとして
取材に飛び回っています。
2人の子どもたちのバイタリティーには、
親としても驚くべきものがあります。
でもそんな子どもたちの基礎体力は、
幼児期の「外遊び」と
「スポーツ少年団」によって育まれたのだと思う
今日この頃です。
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