乳幼児期の子どもが癇癪を起こす原因

乳児期

本能が理性を上回っている3歳までの子育ては、
細かいことは気にせず、
子どもがニコニコしていることが1番大切で、
機嫌良くニコニコしている時間が多いほど、
育児はうまくいっていると思っていいと思います。

「三つ子の魂百まで」ということわざがあるように
動物として著しく成長するこの時期に、
衣食住や愛情の安定を得られるかどうかは
子どもの人格形成の根幹に関わってくるでしょう。
大人は、この保護すべき乳幼児たちを守るために、
全力で心を砕き協力し合わなければならないと思います。

私には3歳と1歳になる男の子の孫がいますが、
とにかく一番気になることは子どもたちの表情です。
一概に笑顔と言っても、本当に癒される笑顔は
格別な輝きがあるものです。
子どもが本当に快適で伸び伸びしているか、
そのあたりを大人は読み取っていかなければなりません。

東京に住んでいる私の3歳になる孫は、
2歳の頃、癇癪がひどくなりました。
地方にいる私たちですので、このコロナ禍、
孫たちの様子は動画を見ることによってしか
窺い知ることはできませんでした。
息子もお嫁さんもどう対処していいかわからず、
困っているようでしたが、助けてやることもできません。

なぜ、2歳児の孫は癇癪がひどくなったのでしょうか。
このコロナ禍、お母さんと子どもたちは
密室育児にならざるをえなかったということ。
公園に行っても、無闇に他人と交流できなかったこと。
子育てを身内に頼ることができなかったこと。
保育園に預けて働くことが難しかったこと。
孤立した育児は、お母さんのストレスを倍増させ、
子どもにおおらかに対応できなくなったことなどが
大きな原因だったと思われます。
コロナ禍での育児は世の中のお母さんたちにとって、
本当に苦しく困難であっただろうと思われます。

それに加えて、精神的に追い詰められたお母さんが
子どものしつけに対して必要以上に
過敏になってしまったということなども
原因として挙げられるかもしれません。

私がお嫁さんに「どういう時に癇癪を起こすの?」
と聞くと、「公園から帰る時」「食事の時」
という返事が返ってきました。
お嫁さんは、1日のスケジュールを細かく意識するらしく、
公園から帰ろうとすると、孫が駄々をこねて困るらしい。
食事の時は、スプーンを放り投げて暴れるらしい。

呑気な私は「子どもが満足するまで公園にいれば?」
「別にスプーンじゃなくても手掴みでもいいんじゃない?」
と気楽にお嫁さんに言ってしまいました。
孫たちの親である息子も2歳の時は
本当に手掴みでなんでも食べていましたから。
几帳面なお嫁さんは「そんなんでいいんですか?」と
とても驚いた様子だったので、
私は逆にびっくりしてしまいました。
今の若い人って私が思っているより真面目だなあと。

姑が孫の子育てに関して口を出すのは
慎重でなければならないとは思っていますが、
ありがたいことに、
お嫁さんは前向きに捉えてくれました。
公園で孫たちを遊ばせることを息子が頑張ったり、
食事を手掴みで食べれるように工夫したり。

そうこうしているうちに
次第に孫たちの癇癪も落ち着いていったようで、
楽しそうに遊んだり食事をしたりする様子の
笑顔の動画が増えていきました。

最近通う保育園を変えたことも
良い方向に向かった原因です。
以前は3歳児の孫よりも
小さい子ばかりがいる所でしたが、
同じ歳格好の子どもたちがたくさんいて、
外遊びをいっぱいさせてくれる
保育園に転園させたところ、
孫の表情が一変したのです。
好奇心いっぱいで、他のお友達と遊ぶのが
嬉しくてたまらないという生き生きとした表情です。
笑顔がキラキラしていて
充実していることが伝わってきます。
お嫁さんもようやく仕事に復帰できて嬉しそうです。

乳幼児は国の宝物だと思います。
保育施設を充実させ、子育て中のお母さんたちが、
仕事をしながらでも楽しく子育てできるように、
国や自治体がバックアップしていくことが
本当に大切でしょう。

子育てが順調かどうかは、
子どもの充実した笑顔を見ればわかると思います。
親も家族も国も自治体も子どもたちの笑顔を
守っていきたいものですね。

PVアクセスランキング にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました