子どもの伸び伸びした表情が見られるように言葉かけをしましょう

子育て

子どもさんの表情は穏やかでのびのびしていますか?
何かに夢中になって集中しているいい顔をしていますか?

私は職業柄、子どもの表情が生き生きしているか
とても気になります。
子どもの表情が生き生きしているかどうかが、
周囲の大人たちの働きかけのバロメーターに
なっているような気がしています。

先日、コロナで2年間会えていなかった3歳の孫と
再会することができました。
久しぶりに会った孫は、息子夫婦の努力のせいか
たくさん読み聞かせをしてもらっていて、
言葉がたくさん出て表現力も豊かでした。
ただ、大人の顔色を伺う神経質そうなところがあり、
時に悲鳴を上げたり、
癇癪を起こしたりすることもありました。

息子たちと孫との会話を聞いていると、
とても細かいことまでいろいろ注意しています。
「ばあばに触ってもいいか聞いてからでないと
触ったらダメよ。」と
親が2人がかりで注意しまくっています。
いやあ、3歳になったばかりの子にそんな高度なことを
要求しても無理でしょう。
大人が触られたら困るものは片付けたらいいのですし、
大人が子どもの行動を見ていて、
危険だと思った時にはストップをかければいいことです。

あと、お嫁さんの話を聞いていると、
東京で毎日保育園に行く時に、
孫が自分で服を選んで自分で着たがるらしいのですが、
朝の忙しい時に仕事に遅れられないお嫁さんには
孫の行動を待つ余裕がなく、
「早くして!」と怒鳴りつけてしまうらしいのです。
お嫁さんは、「〇〇ちゃんは悪くないのに、
怒鳴ってしまう自分が嫌なんです。」と苦しそうです。

先程3歳の子どもにそんな高度なことを要求しても
無理でしょうと言ったこととは真逆のようですが、
私は、このような時は3歳の孫に相談し、
頼んでみたらどうだろうと提案してみました。
「〇〇ちゃんが自分で服を選んで着たいと思うのは
素晴らしいことなんだけど、
お母さんは仕事に遅れられないから、
保育園に行く時だけはお母さんに着させてくれないかな」と
親友に相談するように言ってみたらと言ったのです。

その時、お嫁さんはどう思ったのかわかりませんが、
私の言葉を聞きながらすうっと涙を流しました。
そして、私が孫に話しかける時に、
孫を1人の人間として尊重している様子にびっくりすると。
それから、自分は心配症なので、
子どものすることなすこと危ない危ないと言って
やめさせてしまうとも。

子どもを愛しているのにどのように言葉をかければいいか
わからなくなってしまうものですね、子育ては。
それでも、試行錯誤しながら
いろいろやってみるしかありません。
その結果、子どもがどんな表情をするのかを観察して、
気持ちの良い生き生きとした表情をしたら
自分の働きかけに手応えを感じれば良いのではないでしょうか。

東京に帰ってからも「みてね」というアプリで
息子たち夫婦は孫たちの様子をいろいろ知らせてくれます。
私の欲目か、3歳の孫の表情がずいぶん穏やかに
お兄ちゃんらしい顔つきになってきたような気がしてなりません。

3歳の子どもが萎縮するような言葉かけをするのではなく、
1人の人間として尊重しながらも、
子どもらしくのびのびと活動できるように見守っていく。
その匙加減が大切ですね。
親は試行錯誤を繰り返しながら
子どもと一緒の歩幅で親になっていくのかもしれませんね。

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