やる気のある子どもに育てる方法

子育て

ありがたいことに私自身の子育てにおいて、様々な場面で
子どもがやる気がなくて困ったということはありません。
また、成人して社会人になった2人の子どもが
人生全般においてやる気が無く困ったということもありません。
常にこうありたいという人生を求めて
意欲的に行動しているように思います。

息子は医師として志を持って最適な職場を求め研鑽に励んでいます。
娘はニュースキャスターやラジオのMCとして
楽しくてためになる番組作りを模索し、果敢に挑戦しています。
2人とも結婚をし、息子は男の子2人の父親でもあります。

私は現在も学校や塾で多くの生徒さんと接していますが、
「やる気がない」子どもに対して悩みを抱えている親御さんが
とても増えていると感じます。
では、「やる気のある」子どもに育てるには、
どういう点が重要になってくるのでしょうか。
重要なことは意外にも大きく2つに絞られると私は考えます。

1つ目は、
「親は子どもに基本的な生活習慣が身につくように管理し、
様々なことがルーズにならないように規制したり抑制したりする。」

ということです。
親の仕事はこのことに尽きると言えるかもしれません。

①早寝早起きをさせる。

②食事や入浴や運動、遊び、勉強の時間などのサイクルを作る。

③歯磨きや着替えなど身体を清潔に保たせる。

④読み書かせをして言葉を豊かにする。
 読書習慣を身につけさせることができれば一番良い。

⑤TV、スマホ、ゲームなどを制限しながら管理する。
 子どもの脳は10歳ごろに完成に近づくので、
 その年齢までは出来るだけ
 電子機器への接触の時間を少なくする。
 人間は動物らしく5感を使って生活する方が
 潜在能力を大いに発揮することができる。
 特に小中学生の時にスマホやゲームを無制限にすることは
 学習習慣を身につける妨げになるので
 制限を設けることが大切である。
 プログラム学習などは10歳以降に初めても
 十分に身につけることができる。

⑥子どもの成長に伴い、反抗期や思春期などがあるが、
 自然なこととおおらかに受け止めながらも、
 親として「これ以上のことは許さない」という境界線を
 明確に子ども示し、欲望が肥大しないように壁になる必要がある。
 成人していない子どもがしていいこととしてはいけないことを
 共に考え、抑制できるように自覚を促す働きかけが必要である。
 親の毅然とした態度によって子ども自身の自律心も育まれる。
 時に子どもから大きな抵抗を示されたり、
 親との論争になったりすることもあるが、
 親の願いや意図を子どもに伝え続ける努力が必要になる。
 これらの規制や抑制は子どもを守るためのものであること、
 子どもの持つ能力を最大限に発揮するためのものであることを伝える。
 成人して自立したら自由になるのだということも理解させる。

2つ目に重要なことは、
「子ども自身に関わる重要なことは、子ども自身に決める権利がある」
ということです。

①どの習い事をするかしないか。続けるかやめるか。
 ということはもっと大きな意味で言うと、
 学校に行くか行かないかと言うことも含まれるのでしょう。  

②進路を決定する権利
 どの学校に行くか、どんな職業に就くか、誰と結婚するかなど、
 子どもが迷っている時、親も共に考え、
 いろいろな情報を与えてあげることは必要だと思いますが、
 最後の決定権は子ども自身にあることを自覚させることが大切です。
 一度きりの人生をどう生きるか、
 自分で決めることができるのだという自覚が、
 やる気の源になるということを親は忘れないようにしたいものです。
 人生にまつわる重要なことを、
 親が勝手に決めてしまえば決めてしまうほど
 子どものやる気は無くなっていきます。

「規制や抑制」と「自分で決定する権利」は相反するように見えますが、
子どもがやる気を持って困難な人生を生き抜いていくために、
欠くことができない両輪であると言えると思います。

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