3歳からのしつけポイント☆報酬型の声かけをしない

子育て

3歳までの子育ては、
子どもが機嫌よくしていることは、
危ないことや害になることでなければ
好きなようにさせて、
見守っていれば良いと思います。

でも、3歳からはしつけの時期に入りますので、
物事の良し悪しを教えていかなければなりません。

子どもが良いことや気持ち良い表現をしたら、
親や周りの大人は心から褒めてあげましょう。

大人たちが「良いことや好ましいこと」に対して
明るい希望を感じていることを、
子どもに実感させることは大切なことです。

子どもが悪いことや
人を傷つけるような表現をしたら、
親や周りの大人はビシッと叱りましょう。

「いけないこと」だと、できるだけ諭すように
穏やかに伝えていくことが大切だと思いますが、
時には感情を込めて叱ってもいいのではないかと
私は思います。「いけないこと」に対する
大人の怒りのようなものを子どもが感受することも
大切な経験の一つではないでしょうか。

最近の子どもたちは、
大人からきちんと叱られる経験が少ないために、
学校や職場などで叱られたり注意されたりすると、
すぐに傷つき引きこもってしまう場合があるようです。
最初から完璧な人間などいるはずがないのですから、
小さい時から叱られたり注意されたりする
経験をしておくことは、
まっとうな大人になるためには必要なことだと思います。
愛情に基づく叱責を
きちんと受け止められる子どもになるよう、
小さい時から免疫をつけておくことが必要でしょう。

親は子どもに良い行動を身につけてほしいと願うがゆえに、
報酬型の声かけをしてしまう場合があります。

「〜したら…を買ってもらえるよ」とか
「〜しないと…を買ってもらえないよ」とか。

このような条件付き報酬型の声かけは、
子どもの目の前に
にんじんをぶら下げて走らせるようなもので、
好ましいしつけの方法ではありません。

このような声かけをすればするほど、
子どもは「良いこと」をすれば
報酬がもらえると思うようになり、
「良いこと」そのものに価値を感じるのではなく、
報酬をあてにした
表面的な行為をするようになってしまいます。
大人の前だけ「良いこと」をして、
誰も見ていないところではしないという、
裏表のある人間になってしまいやすいのです。

宗教を信仰している場合は、
どんな時も神様が見ているという価値観を
子どもが学んでいくこともできるでしょうが、
信仰心が強くない環境で育つ子どもに、
人として守らなければならない道徳心や公共心を
身につけさせとうとすれば、
親も心をしっかり持って教えていかなければなりません。

「良いことや好ましいこと」をしたら心から喜び、
「悪いことや人を傷つけること」したら諭す。

親や周囲の大人の毅然とした態度によって、
子どもに物事の善悪を教えていくことは、
世の中のためにも、子ども自身のためにも
重要なことだと思います。

ただ、
子どもが良いことをしようと悪いことをしようと
親というものは無条件に子どもを愛すことができる
存在でありたいものです。

人間は完璧であるはずがなく、紆余曲折、
たくさんの失敗をしながら生きていくものでしょう。
子どもが良いことをしても悪いことをしても、
親は子どもを無条件で愛するという姿勢を持つことで、
子どもは救われ、たとえ失敗をしたとしても、
前向きに生きていこうとするのではないかと思います。

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