小学生がやる気のない子どもになってしまった原因

子育て

小さい頃から子どものことを考えて、
一生懸命育ててきたのに
うちの子はなぜ
やる気のない子どもになってしまったのだろうと
鬱々と思われている親御さんではありませんか?

本来生き生きと元気であるはずの小学生が
やる気のない子どもになってしまう主な原因は
親が子どもの将来を思って、
子どもの意志に関係なく、
習い事や塾を早め早めに
やらせてしまったことにあります。

子どもの自発性に基づいていない習い事や塾は
子どもにとっては「やらされていること」であり、
「やらされている」という気持ちがある限り、
子どもの本来持っているエネルギーは発揮されず、
停滞してしまうことが多いのです。

私は個人塾を経営していますが、
半年前に入塾した小学校5年生のA君が
まさにそのような男の子でした。

A君は小学校4年生の12月に私の塾に来ました。
大手の学習塾に小学校1年生の時から
週2回通っていたそうですが、
漢字も計算も普通以下くらいしかできません。
そんな状態を心配したご両親が、
個人塾で個別に丁寧に指導されれば
改善するのではないかと考えて
私の塾に連れて来られたのです。

私は注意深くA君に向き合いました。
確かにA君は学習障害かと思うほど注意が散漫で、
勉強の基本的なことをきちんと行うことができません。
ただ、最初は間違っても、2回3回と
やり直しをさせてみるとできないことはありませんし、
記憶障害でもなさそうで、ほとんど普通にできるのです。

私は半年間A君と一緒に勉強をしてみて、
A君の注意散漫さは「自ら学ぼうとする意欲がないこと
が原因であると思い至りました。
A君自身の中に「勉強したい」とか
「できるようになりたい」という根本的な意欲がないので、
塾で過ごす時間もただ時間を消化するためだけにあるのです。

こんな状態になってしまったのは、
子ども自身にまだなんの欲求も無いうちに、
低学年の頃から大きな塾に通わされ、
勉強は親に「やらされているもの」という意識が
定着してしまったからだと思われました。

A君のご両親にA君の状況と
私の原因分析をお話ししたところ、
ご両親も私の説明に「ふに落ちるところがある」と
理解してくれたようでした。
子どもに良かれと思ってしてきたことが、逆に
子どものやる気を失わせる原因になってしまったという
皮肉な結果ですが、ご両親とも、
早く気がつけて良かったとしみじみとおっしゃいました。

以下は私がご両親にお話ししたことです。

一度A君を苦しめてきた重石を取ってあげてください。
子どもの中に「自発性」が生まれる環境を
作ってあげて下さい。
たっぷり遊ばせて下さい。
好きなことを思いっきりさせてあげて下さい。
絵本や物語を読み聞かせして下さい。
夢見る力を育てて下さい。
考える原動力となる言葉を豊かにして下さい。
本当は低学年のうちにたっぷりとそれをさせていれば、
高学年になると自ずと勉強に気持ちが向かっていきます。
でも何事も遅すぎるということはありません。
もう一度白紙に戻って、
子どもの「自発性」が生まれる環境を作ってあげて下さい。

そのために塾を一度やめたらどうでしょうか。
そして、反社会的ではなく、
世の中の人に喜んでもらえる仕事であれば、
子どもはどんな学校に行って、
どんな職業についてもいいと覚悟してあげて下さい。
A君に自分の人生は自分で自由に決められるのだという
大きな希望を与えてあげて下さい。
ただし小学生なら1日1時間の勉強と30分の読書は
必要です。将来どんな仕事に就くことになろうとも
勉強すること、読書することは必要だと話して下さい。
そして家で勉強する時間を自分で決めさせて下さい。
そしてその時間は
家族みんなでテレビもスマホも触らず、
勉強し読書して下さい。
図書館に行って読みたい本が見つからないのなら、
本屋さんに行って新しい面白い本を選ばせて
買ってあげて下さい。
塾代にお金をかけるより、本代に使う方が有意義です。
本屋さんで本を買ってもらえる子どもは幸せになれます。

そして子どもの中に「自発性」が育ち、
いろいろなことを夢見るようになり、
目標を持つようになり、
自分から勉強したい、
塾にも行ってもっと上を目指したいと
自分から言い出すようになった時、
どうぞ塾に通わせてあげて下さい。

子どもが自ら考え自ら行動するようになった時、
想像もしなかったような
物凄い力を発揮するようになります。
奇跡も起こります。
「自発性」を育てることこそ
子育てで最も大切で楽しいことはないのだと
多くの親御さんに理解してほしいです。

「自発性」を育てるために具体的にどうすれば良いか、
他の記事でいろいろな方法を紹介していますので、
是非他の記事もご覧ください。

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