桜の季節になると、子どもたちが小さい時、
簡単なお弁当を作って、
きれいな桜の木の下で家族でおにぎりを
ほおばったことを思い出します。
ゆったりとした時間でした。
子どもたちと一緒に、
「きれいだねー。」と言って、
のんびり花を見上げていました。
長女が小学一年生の時、
「あのね日記」という宿題があり、
家で過ごした休日の出来事を
子どもはたくさん書いているようでした。
ひな祭り、お花見、子どもの日、蛍狩り、
カブトムシ取り、七夕、お盆、お彼岸、
運動会、紅葉狩り、クリスマス、お正月など、
伝統的な行事がいろいろありますよね。
基本的に面倒くさがりの私ではありますが、
子育てに夢中だった頃、
子どもたちの喜ぶ顔が見たくて
張り切ってお弁当を作ったり、
手作りのケーキに挑戦したり、
ちらし寿司を手作りしたり、
一生懸命頑張っていたなあと、
しみじみ思い出します。
クリスマスケーキやディナーを手作りして、
子どもたちがとびきりの笑顔で
ケーキと一緒に写っている写真を見ると、
当時よくまあこんなことが
私にできたものだと
今ではびっくりするような感じです。
子どもたちが家を離れたとたん、
糸が切れたように、
ずいぶんずぼらな主婦になってしまいましたが。
ある時、娘の担任の先生に、
このように言われたことがあります。
「お宅では、ひとつひとつの行事を
楽しんでいらっしゃるのですね。
娘さんの日記を読んでいると、
家族みんなで仲良く
年中行事を大切にされていることがよくわかります。
このように、一つ一つの伝統を大切にされているから、
娘さんは情緒が豊かで
安定されているのだなあと思って、
あのね日記を読ませていただいています。」と。
ただ、子どもの喜ぶ顔が見たくて、
夢中でやっていただけなのですが、
そのようにあらためて言っていただくと、
こういうことは、
実は子育てでとても大事なことなのかもしれない、
と嬉しく思いました。
おばあちゃん(姑や母)から教えてもらったことも、
本当にたくさんあります.
良い伝統は素直な気持ちで受け継いでいくことが
大切なのではないか思います。
今でも年末は成人した娘と餅つき機で餅を作り、
おせち料理をほぼ全て手作りしています。
大学生の時、下宿先から帰ってきた息子も、
おいしいおいしいと言って喜んで食べていました。
現在息子は救命救急医なので、
正月三が日も働いている大変な生活を送っていますが、
小さい頃から味わってきたおせち料理が食べたいと
しみじみ言うので、やはり止められない気持ちです。
世の中は変化し、このような風習も
どんどん無くなっている昨今ですが、
なんでも簡略化して楽がいいというものでも
ないように思います。
丁寧にすることで味わい深い生活になり、
豊かな気分になることで幸せの質も向上します。
三が日は、神仏とご先祖様に
家族そろってきちんと拝んできました。
我が家では小さい頃から
そのようなことを大切にしてきたおかげで、
子どもたちが精神的に安定した大人に
育ってくれたのかなあと、
娘の担任の先生が言って下さった言葉を
思い出すときがあります。
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