私は前に、お母さんたちの有志団体
「おやこ劇場」に入会して、
子育てをしたということを書きました。
「おやこ劇場」は今から40年ほど前、
福岡のお母さんたちがテレビが生活に
浸透してしてしまった現代社会で、
子どもたちがテレビ漬けになってしまうのを憂えて、
発足した団体だということです。
子どもたちに
「生の芸術、芸能を見せたい、触れさせたい」
という母親たちの願いから始まったと言われています。
毎月1人につき900円を会費として積み立てて、
年に4,5回、演劇、人形劇、音楽、落語、芸能
などの例会を親子で鑑賞するという活動を行っています。
目の前で、面白い芸能に触れるのは、
子どもの5感をものすごく刺激しますし、
感受性がとても豊かになります。
大昔から、子どもは芸能を喜び、
物語に胸をどきどきさせながら、
人間らしい感情を育てたのだと思われます。
どの土地でも、祭りがあり、踊ったり、
歌ったり、演じたり、語ったりしながら、
地域で子どもを育てたのだと思われます。
そのことを昔のことと軽視するのは、
私はとても危険だと思うのです。
結局人間が幸せに生きられるかどうかは、
「豊かな感情を持っているか」どうかに
かかってくるのではないかと思います。
また人間に対する信頼感、
みんなと共に「良い社会」を作りたい
という思いを持っていないで、
学歴や地位を手にいれたとしても、
社会に貢献できる人間になれるとは思えません。
いえそんな大それたことでなくても
自分の家族を幸せにしたり、
守ったりできる人間になれるのでしょうか。
おやこ劇場では、例会を鑑賞する時に、
事前活動や事後活動を行っていました。
演劇を見るときは、その内容に関係する
絵本をお母さんが読み聞かせしたり、
人形劇を鑑賞する前には、簡単な人形を作って、
自分たちで動かしたりしました。
コンサートを聴くときは、
楽器を触らせてもらったり、
音を出させてもらったり、
楽器を手作りしたり。
大道芸を見るときには、
簡単な芸をいろいろと教えていただきました。
例会「こま回しのおっちゃん」の事前活動では、
こまの回し方のコツを教えていただきました。
うちの息子は「こま回し」に
夢中になって取りくんで、
技術を身に付けていきました。
周りのお母さんたちにほめられると、
得意げにいろいろな芸をどんどん覚えていきました。
そんな息子の姿がとてもほほえましかったし、
「この子は将来大道芸人になって生きていくかも。」
って思ってしまうほどの、明るさがありました。
おやこ劇場では他にも自主活動というものがあって、
キャンプ、料理づくり、お菓子作り、クリスマス会など、
子どもたちは、いろいろなことを体験することができました。
演劇を自分たち自身でやってみようと、
有志のお母さんと子どもたちで集まって、
演劇公演も行いました。
これからの社会に必要な子どもとは
どのような子どもなのか。
これだけ国際化が進んだ世の中に求められているのは、
やはり豊かなコミュニケーション能力と、
豊かな表現力だと思われます。
ネット社会だからなおさら、
そのような能力を持つ人材が求められていると、
就職関係者も口をそろえて言っています。
おやこ劇場は、1人900円の会費で、
子ども2人と親で入会すると月2700円かかります。
を高いと思われる方もいるかもしれませんが、
私は子どもたちが得たものの大きさを考えると、
高いとは思いませんでした。
ただ、現在は自治体でも子育て支援で、
いろいろと催しをやってくれるので、
団体に所属したくない人、
お金を使いたくない人は、
どんどん自治体の催しに参加されると良いと思います。
また地域に子供会があるなら、
面倒くさがらないでどんどん参加するのが
子どものためです。
祭りがあるならなおさら、
積極的に祭りの輪に子どもを入れていきましょう。
人間関係は正直言って面倒くさいことも多いですが、
子育ての時期に親がそれを避けてしまうと
子どものためにはなりません。
ここはぐっとこらえて、
親も社交性を発揮して
がんばらなくてはいけない時期だと思います。
息子は医師として、娘はニュースキャスターとして
このような活動を通して身につけた
コミュニケーション力や表現力を
大いに発揮しながら仕事をしていると思います。
今流行のYoutuberになるためにも
もちろん必要な能力ですね!
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