子育ての悩みが深いおかあさんの特徴①

子育て

私は自分の子育てや学校での教育に
長年たずさわってきた中で、
子育てに悩んでいるお母さんに
たくさん出会いました。そして、
そんなお母さんたちに共通していることが
いくつかあることに少しずつ気がつきました。

その共通点の一つは、
「子どもは自分のもの。一部。所有物。」

という意識が強いお母さんほど、
悩みが深いということです。

母性がとても強く、
子どもを愛し過ぎているようなお母さんは、
その思いの強さで子どもを圧迫し、束縛し、
かえって子どもの反発を買うことが
非常に多いようです。
一生懸命が仇になり、
子どもが親の思いと反対の方向に
育っていってしまうケースが多いのも現実です。

このような事例を数多く見ているうちに、
私は自分の中に、
ある思いを刻み込むようになりました。
この目の前にいる天使のような我が子は確かに可愛い。

でも、この子たちは、私の所有物では決してないのだ。

きっと、どこかで聞いたことがあるように
「神様が一時的に私たちに育てるようにお授けになった」
のだ。

いつか社会でなにかのお役に立てる人間になるように、
一生懸命育てなくてはいけない。

人間は1人では生きていけないし、
成長することもできないのだから、
親子で家族でお互い支え合うことはもちろん必要。

でも人間は自分の意志で決定し行動する「自由」
があってこそやる気も夢も生まれてくるものですよね。
子どもは親から生まれてきますが、
別人格であり、親の思い通りにできるものではないのです。

そのようなしっかりとした心構えが親にあれば、
風通しの良い親子関係が築かれ、
子どもも自分の人生にやる気を持って挑戦し、
びっくりするようなエネルギーを発揮することができます。

もちろん、環境は大切なので、
子どもができるだけ良いものに触れ、
価値の高い目標を見つけられるように見守ることは
大人の親の役目だと思います。

また親自身が精神的に自立して、自分で目標を定め
努力している姿を子どもに見せることも
子どもにとって素晴らしいお手本になるでしょう。

だから私はこの子どもたちが立派に独り立ちして、
飛び立つ時まで、
子育てをしっかり楽しむことを心がけようと
思うようになりました。

親自身が自分を大切にし向上心を持ちつつ、
一方で子育てを楽しみ、
子どもの成長を祈り見守ることが
大切だなのではないでしょうか。

「自立できる子どもに育てること」
まず子育ての目標でなければならないように思います。

そしてそれが将来親にとっても、
子どもにとっても幸せになる方法であると思うのです。

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